先に車について、夜明さんが戻ってくるのを待つ。


本当に、この家にはもう帰ってこなくなるのかな……。


もっと何か言うことがあった気がするのに……何も言えなかった……。


内心、薄情な娘だって思われていたかもしれない。


車に戻ってきてから数分が経って、そわそわしてしまう。夜明さん、一体何を話しているんだろう……。