魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

玄関の扉を開けると、学校の指定シューズがあった。星蘭がもう帰ってきていることを知って、冷や汗が出る。


星蘭、きっと学校でのこと、お母さんに話してるよね……。


ルイスさんとの婚約が決まった時のことを思い出して、トラウマが蘇る。


「ただいま……」


いつもよりも、小さな声で挨拶をした。


もし……私が帰ってきたことに気づいたお母さんが、前のように叫んでしまったら困る。今日は、夜明さんも一緒にいるから。


夜明さんには、私の家での状況を知られたくない……。


気づかれないうちにリビングに行って、お客さんがいることに気づけば……お母さんだって声を荒らげたりしないはず。


「やっと帰ってきたわね、鈴蘭……!!」