魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

「私、いつから眠っていたのか覚えていなくって……」


「気にするな。俺のそばで眠れたなら光栄だ」


また当たり前みたいに優しい言葉をくれる夜明さん。


「それに、やはり鈴蘭は軽すぎる。今日は眠っていて昼食もとっていないだろう。寮に帰ったら、ゆっくり食事をしよう」


「ありがとうございます……」


夜明さんといると、感覚が麻痺してしまいそうだ。


この優しさに慣れたくなくて、ひとつひとつの言葉を噛みしめる。


「すごく、ぐっすり眠っていた気がします……こんなに深く眠れたのは、久しぶりです」


最近、フードさんと会えなくなってからは特に眠りが浅くなっていたから……こんなに寝覚めがいいのはいつぶりだろう。