魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~



あいつは心の醜い女だ。黒闇神なら……それに気づいてもおかしくない。


にもかかわらず、あいつは鈴蘭に骨抜きにされていた。


あいつも気づかないほど……嘘がうまいとは思えない。


考えれば考えるほどわからないことが増えていく。


……ひとつだけ、ある可能性が浮かび上がった。


もしかすると……。


――俺は何か、とんでもない勘違いをしている……?


いや、違う……俺は間違っていない。


あの男はどうせ鈴蘭の見た目を気に入ったんだろう。どれだけ中身が汚れていようとかまわなかったのかもしれない。


もう、考えるのも疲れた……。


ソファに腰を下ろした時、端末が震えていることに気づいた。