魔王子さま、ご執心!②~最強王子と、 甘すぎる溺愛婚約生活が始まる~

脳内から払拭するように、再び椅子を蹴り飛ばしてやった。


それにしても、黒闇神が父の件を知っていたことを伝えておくべきか……。


どうして父が大臣政務官と繋がっていることを知っていたのか……結局わからずじまいだ。


あいつは、読心能力があるのではないかと囁かれていた。


やはり、黒闇神家が数々の汚職を暴いた実績に、あいつも関わっているらしいな……。


読心能力……珍しくはないが……その能力の範囲によっては脅威だ。


本当に読心が可能なら、あいつとは極力顔を合わせるのを避けるべきだな。


顔も見たくない相手だから、用事があっても会いたくないのが本音だが。


心の中を読まれるなんて、土下座以上の屈辱だ。


……いや、待て。


心が読めるのだとしたら……鈴蘭を婚約者に選ぶか?