「珠洲島、よくこんな所で眠れるな?ってかここ、狭くね?」
そう言いながら東条先輩が物置の中を見渡した。
「うん、僕何処でも寝れるから。でもここよりあっちの方がよく寝れるかな?」
珠洲島くんが指をさしたのは旧校舎。
「えっ? あそこ立ち入り禁止じゃなかったっけ?」
「立ち入り禁止だよ」
高瀬くんが疑問を呟き、東条先輩が答えた。
「そうなんだ……でも、鍵かかってないし、中入れるよ」と、珠洲島くんが言うと「入れるんだ……旧校舎の中、探検してみたいな。幽霊とか出そうで楽しそう」って高瀬くんが。
「じゃあ、行ってみるか!」
東条先輩がそう言い旧校舎に向かって歩き出すと、珠洲島くんと高瀬くんもついていった。
「えっ? ちょっと!?」
どうしよう。私もついていきたいけど、結城先生と蓮見くんもここに来るし。ってか立ち入り禁止のところ入ったら今から来るふたり、すごく怒りそう……。しばらく私はその場で、旧校舎に向かう3人の背中を見ていた。
怒りの気配を感じたから振り向いてみると、険しい顔で3人を見る蓮見くんの姿が……。
あぁ、なんだか波乱の予感。
そう言いながら東条先輩が物置の中を見渡した。
「うん、僕何処でも寝れるから。でもここよりあっちの方がよく寝れるかな?」
珠洲島くんが指をさしたのは旧校舎。
「えっ? あそこ立ち入り禁止じゃなかったっけ?」
「立ち入り禁止だよ」
高瀬くんが疑問を呟き、東条先輩が答えた。
「そうなんだ……でも、鍵かかってないし、中入れるよ」と、珠洲島くんが言うと「入れるんだ……旧校舎の中、探検してみたいな。幽霊とか出そうで楽しそう」って高瀬くんが。
「じゃあ、行ってみるか!」
東条先輩がそう言い旧校舎に向かって歩き出すと、珠洲島くんと高瀬くんもついていった。
「えっ? ちょっと!?」
どうしよう。私もついていきたいけど、結城先生と蓮見くんもここに来るし。ってか立ち入り禁止のところ入ったら今から来るふたり、すごく怒りそう……。しばらく私はその場で、旧校舎に向かう3人の背中を見ていた。
怒りの気配を感じたから振り向いてみると、険しい顔で3人を見る蓮見くんの姿が……。
あぁ、なんだか波乱の予感。