「だって、全員同じじゃあ、つまらないだろ……」
「つまらないって……。そんなに制服着崩したらこの学園がだらしなく思われるだろ? しかも生徒会長なのに」
蓮見くんがちょっと怒り口調でそう言った。
「周りにどう思われるかなんて、関係ねえよ。それに、自分の好きなように制服着るぐらい、いいじゃん。周りと違っていいじゃん」
いち子から聞いた通り、東条先輩は着崩して、かっこよく個性を出して制服を着たい派。
蓮見くんは、生徒の制服の着方次第で学園のイメージも変わるから、きっちり着て欲しい派。
学園の校則全体についてもやっぱりお互いに意見が食い違っているみたい。
お互いの言い分も分かるし、どっちの味方も出来ないよ。ただ、仲良くして欲しい。
その会話っきり、ふたりは話をしなかった。気まずい雰囲気。
その雰囲気はずっと続いていた。
そして気がつけば辺りは暗くなっていた。
暗く……。
あれ? 先生、1時間で鍵開けに来るはずなのに来ない。壁の時計を見るともう18時。ここに来たのは16時ぐらいだった気がする。
「つまらないって……。そんなに制服着崩したらこの学園がだらしなく思われるだろ? しかも生徒会長なのに」
蓮見くんがちょっと怒り口調でそう言った。
「周りにどう思われるかなんて、関係ねえよ。それに、自分の好きなように制服着るぐらい、いいじゃん。周りと違っていいじゃん」
いち子から聞いた通り、東条先輩は着崩して、かっこよく個性を出して制服を着たい派。
蓮見くんは、生徒の制服の着方次第で学園のイメージも変わるから、きっちり着て欲しい派。
学園の校則全体についてもやっぱりお互いに意見が食い違っているみたい。
お互いの言い分も分かるし、どっちの味方も出来ないよ。ただ、仲良くして欲しい。
その会話っきり、ふたりは話をしなかった。気まずい雰囲気。
その雰囲気はずっと続いていた。
そして気がつけば辺りは暗くなっていた。
暗く……。
あれ? 先生、1時間で鍵開けに来るはずなのに来ない。壁の時計を見るともう18時。ここに来たのは16時ぐらいだった気がする。



