「理由、私知ってる」
教室に行き、早速いち子に聞いてみると、何かを知っている様子だった。
「あのふたり、中等部の時は仲が良かったのよね……」
「そうなんだ。今は仲が悪いみたいだけど、どうして?」
仲が良かったのは意外。
私は高等部からここに来たから、ふたりが仲悪いところしかしらない。
「仲が悪いっていうか、蓮見くんが一方的に東条くんを嫌っている感じかな?」
いち子の情報によると、原因は『学園の校則に関する意見の食い違い』だった。風紀委員の蓮見くんは、かっちりと校則を守りたい派で、生徒会長の東条先輩は、もっとゆるくてもいいじゃん派。
ふたりが仲良くなってくれないと、蓮見くんは入部してくれないんだよね。
どうしたら良いのだろう。
誰か別の人って考えたりもしたけれど、そしたら、全体のイケメンバランスとれなくなっちゃうと思うんだよね……。
とりあえず、彼を要観察、かな? いや、何か対策考えなくちゃ。昔は仲が良かったみたいだから、もしかしたらまた仲良くなってもらえるかもしれないよね?
よし! 考えてみよう。
今までこうやって積極的になって考えることってなかったけれど、結構楽しいかもしれない。
教室に行き、早速いち子に聞いてみると、何かを知っている様子だった。
「あのふたり、中等部の時は仲が良かったのよね……」
「そうなんだ。今は仲が悪いみたいだけど、どうして?」
仲が良かったのは意外。
私は高等部からここに来たから、ふたりが仲悪いところしかしらない。
「仲が悪いっていうか、蓮見くんが一方的に東条くんを嫌っている感じかな?」
いち子の情報によると、原因は『学園の校則に関する意見の食い違い』だった。風紀委員の蓮見くんは、かっちりと校則を守りたい派で、生徒会長の東条先輩は、もっとゆるくてもいいじゃん派。
ふたりが仲良くなってくれないと、蓮見くんは入部してくれないんだよね。
どうしたら良いのだろう。
誰か別の人って考えたりもしたけれど、そしたら、全体のイケメンバランスとれなくなっちゃうと思うんだよね……。
とりあえず、彼を要観察、かな? いや、何か対策考えなくちゃ。昔は仲が良かったみたいだから、もしかしたらまた仲良くなってもらえるかもしれないよね?
よし! 考えてみよう。
今までこうやって積極的になって考えることってなかったけれど、結構楽しいかもしれない。