真冬の花



「あたし…冬真くんが…」


「ちょっと待って」

遮られた。

「…俺に先話させて?」



真剣な顔。



「俺、羽菜さんが好きです。付き合って下さい」


心に響く


まっすぐな


冬真くんの…気持ち。






あたしは、


冬真くんに向かって



走りだす。




冬真くんは、全身であたしを


受け止めてくれた。