真冬の花


もうすぐ六時だ。


こんな時間だから学校にはいないだろうし。


あたしは、冬真くんの家も知らない。


……何も知らないんだ。


いつも冬真くんにしてもらってるばかりだった。




はぁ……


何やってんだろう。あたし。


段々と、頭が冷静になってきて。



会ってどうするの?


何を言うつもりなの??





あたしはトボトボと家に向かった。