…あの日から


時々、冬真くんと一緒に帰ってる。


遅くなった時は、特に。


もちろん、あたしの家の前まで送ってくれるんだけど。

申し訳ないと思いながらも、つい…


やっぱり、一人より安心できる。

それを知ってしまったあたしは

冬真くんに頼ってばかり。


こんなんじゃ駄目だよね。


冬真くんだって、次の日は学校もあるんだし。


そんなにヒマではないはず。