あなたに出会う前に戻れたら良かった。

ー夜ー
もうすぐ来るかな、
ピコン
「ん!きた?!」
やっぱり湊からだった。
「話そーよ」
「うん、話そ!」
「なにか俺に質問とかない?」
「えー、好きな色とか?」
「あーね 青だよ」
「好きな歌手は?」
「ゆうりって人」
「そうなんだね!」
「うん」
「好きな人教えてよ」
「好きな人かぁー、教える時教えるよ」
「分かった笑」
好きな人に好きな人を教えるなんて出来ないよ。
その時 湊の親友 こうがからメールが来た。
「てかお前好きな人いるんだろ?誰や」
「え?なんで知ってんの?」
誰から聞いたんだろう。
「普通に、湊が言ってた」
「え、湊が?」
「うん」
「んで、誰?ヒントでもいいから」
「帰り道同じかな」
「えー、りく?湊?かい?」
「全然違うよ」
湊って文字があるけど、違うっ言った。
「何組?」
「3組」
「えー、俺も3組なんだけど笑」
「なら、分かるんじゃない?」
「スポーツしてる?」
「うん、してるよ」
「サッカー?」
「うん笑サッカー」
「なら、俺やん笑」
「は、なわけないじゃん笑何いいよっと笑」
「ごめんて笑」
「湊だろ?」
「さあー?」
「うわー、湊やん笑なるほどねぇ〜」
「誰にも言わんでよ?」
「おう笑」