短編集

「出ていけ。もう二度と彩芽に…俺らに近づくな。」

「まっ…!」



こうして私は倉庫を追い出された。
そして次の日から『人殺し』といわれいじめられ始めた…


 *



はぁあ、結局私は、名前に合う人間になれない。

「ねぇ、光-Hikari-ちゃん!今すぐ死んで?」

は?

「いーじゃん!ねぇ、黒龍の皆様もそう思いますよねぇ!」

「…あぁ、こんな奴、死ねばいい」
……亮。
「うん!僕もそー思う!」
……隼人。
「いぃんじゃない?こんなやつ要らないし?」
……健人。
「俺もさんせー!」
……旬
「いいんじゃねぇの?裏切り者なんて要らねぇし。」
……慎。


ニヤニヤとこっちを見てる。
どうして?どうしてそんなこと言えるの?

皆、例え誰が何をされても“死ね”何て言わなかったじゃん。

私だから?私が…裏切り者だから?


あ…違う。