ふらふらと、彼女がネオン街を歩いていたら…


「君、何してるの?」 
と、男が声をかけてきた。
そこは、裏路地。

暗いから、よく見えなかったのだろう。
彼女の服についた返り血と、ナイフを。


「ね、俺とイイことしない?」

それは、危険な言葉。
彼女は知っていた。


「い、嫌だ!!」
「そんなこと言わずにさぁ~」

怖い。暗い。嫌だ。助けてっ


「うっ、……」

ザクッ
彼女はその場で男を刺した。


「あ………………」


彼女は、これ以上ないほどの快楽を感じた。



人を殺すのを楽しいと思ってしまった。


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