どうして私は、あんな判断しかできなかったんだろう


どう、して……






「そろそろ、帰るね」

「待って、遥、置いてかないで、側にいて、どうして、どうして……」




涙が、止まらない

今すぐ走って追いかけたいのに、私は私のお墓から動けない


それでもいいから、側にいれなくてもいいから、声が届かなくてもいいから、ひと目見たいと

__望んだのは私なのに



一つ叶ったらもっともっとって、欲張りになって

こんなことになるなら、願わなければよかった。望まなければよかった、