ドSな天才外科医の最愛で身ごもって娶られました

 途中で八代が降り、ふたりきりになったところで聞いた。

「今日は休みなのか?」

「はい」

 桜子は言葉少なにうつむく。

「夕べいつ帰ってきたのか全然わからなかった」

「ああ、遅かったんです。このところ忙しかったのですぐに寝てしまったから」

「そうか。明日は?」

「明日もお休みです」

 なるほど。

「あ、慎一郎さんは? 明日お仕事ですか?」

「ん?」

「お休みなら、夕食の献立に餃子はどうかと思いまして」

「ギョウザ?」

「はい。ニンニクとニラをたっぷりと入れた手作り餃子です。次の日がお休みじゃないと食べられませんから」

 期待の目を向けられて、あははと、思わず声を出して笑った。

「確かにな。幸い俺も休みだ。餃子楽しみにしているよ」