そうして、季節は彼女と約束した秋、文化祭の日になった。 なった、わけなんだけど… 俺が教室に着くと、彼女は窓の近くの椅子に座り、寝ていた。(というか、爆睡してた) そんな彼女に俺は笑いを堪え、声をかけた。 その声に目を覚ました少女は、目の前にいる俺に目を丸くして驚いていた。 そんな彼女に俺はまた、笑いがこぼれる。