ゾンビハウスに入る。

と、英国人の少女が広間に出てくる。

ゾンビではない。

「こんにちは、あたしはユエ、こっちはラシッド」

「あたしはティモシーよ。いまはギターを即興演奏をしてたの。あたしはギターを聴くと慰められるわ」

「はあ。アッシャー家みたいね。ところでGoogleアースだと、観光地に設定されているみたいだけど」

「ええ、そうよ。案内を致しますね。ポストコロニアム批評家からの受けは良くないのかもしれませんが、昔はずいぶんと立派だったんですよ。

いまは観光地になりましたが」

「ええ、日本も同様ね」