「容姿からね。

薄いピンクベージュの癒されるふわふわロングの髪にそのキラキラした心を掴まれる目!真っ白な肌に二重でまつ毛も長くて最高!おまけにちっちゃくて守りたくなるような体に身長!」


身長はコンプレックスなんだけどな…


「しかもそれを威張ることなく、穏やかなこころ!優しくておおらかで可愛いとこ!」


威張るようなって、威張る必要はないと思う。


「って言うところ。言ってもわからないでしょうけど」


うん…

「あのさーあ」

そう言う千真希ちゃんの声はかき消された。

とてつもなく大きな歓声が廊下から聞こえてきたから。

「きゃーーーーーーーーーーーーー」