「お話中にごめんね?アナタは一体…」
そこまで言うと姫巫女は朱の方へ視線を向けた。
姫巫女と朱はこれが初対面だった。
「…葉月朱です。葉月紅の弟です」
「そうなんだね。私は姫川 由衣ーヒメカワ ユイー。よろしくね、朱くん」
「はい」
「敬語なんてやめて、朱くん。私たちこれから一緒にこの学校に通う仲間でもあるんだから」
「いえ、アナタは姫巫女で僕はただの生徒です。そんな無礼なことはできません」
「無礼って…。そうだ。じゃあお友だちにならない?それでちょっとずつ仲良くなるっていうのはどうかな?」
「無理です」
「ええー。悲しいな…」
なんだこれ。
人懐っこい愛らしい姫巫女と朱の間には何故か私が。
朱に後ろから抱きしめられているので自然にそうなってしまった。
てか、朱、絶対零度すぎないか?
まあ、お姉ちゃんは姫巫女が嫌いなのでそういう態度でいてくれたらすんごく嬉しいけど。



