2度目の人生で世界を救おうとする話。後編





「もし、アナタがこの子たちに危害を加えるようならば私は…」



暁人らしい冷たく人を見下したような笑みで暁人は私を見下ろし、自身の両手からボウ!と強い炎を出現させる。
暁人はそうして言葉と能力で私を脅そうとした。
したのだが。



「何やってるの、暁人様」



それは異変に気づき、起きた雷によって止められた。
色っぽい顔なのに子どものように頬を膨らませて雷が暁人を睨んでいる。



「何で暁人様は紅に酷いことをしようとするの?」

「暁人様!やめてください!」

「こ、紅は私が守るんだから!」



それからどんどん雷だけではなく、一緒に寝ていた子どもたちも起き、口々に暁人を責め始めた。
そんな子どもたちを暁人は何とも言えない表情で見つめている。



「…っぷ、あはははっ!暁人不憫だねぇ」

「…うるさい、人間風情が」

「今何て言った!?暁人様ぁ!?」



あまりにも暁人が不憫で大笑いすると暁人はそんな私をギロリと睨む。
そしてまたそれを子どもたちに怒られていた。

私は1度目からこんな暖かい聖家が好きだった。
ちょっと計算は狂ってしまったが、またこうやってみんなと穏やかな時間を過ごせて嬉しい。