私の家は半端ない貧乏でした。



もう、夜逃げ!?



そんな選択肢も脳裏に浮かんだ時、私を拾ってくれたのは財前財閥の御曹司である久遠。



こんな話を聞いたら、シンデレラストーリーが脳裏に過ぎるかも知れません。



しかし、久遠は自意識過剰で馬鹿などうしようも無い男。

(しかし、憎めません)



でも、優しくて、行動力が有って、私の意見を尊重してくれようとする。

そんな男。