「ま、学校と言ってもただ学校にいる魔物たちの監視だ。」

監視か。それなら納得。

でもどこの学校なんだろう?

私たちは家の仕事のためにもう大学を卒業していて、今、本当は私たちは高校生だけど家の手伝いをしてるから学校には行ってないの。

そう柚葉も思っていたのかお父さんに聞いた。

「お前たちには桜ヶ丘学園に通ってもらう。」

「桜ヶ丘学園か…」

桜ヶ丘学園は日本でも優秀な人達や金持ちの人達が通う学園。編入試験がとても難しくて、編入は不可能と言われている。

ま、私たちの頭で編入は余裕だけど…

「なんで桜ヶ丘?」

柚葉も同じことを思っていたのかそう聞いた。

「最近その近辺で魔物たちが増えているらしい。だから二人に行ってもらいたいんだ。お前たちも本当は高校生なんだし友達も欲しいだろ。仕事をしながら学校生活を満喫してもいたくてな」

「お父さん…」

そんなこと思ってたなんて…

やっぱりお父さんは優しい

「わかった。ありがとう、お父さん。」

こうして私たちは来週から桜ヶ丘学園に通うことになった。