何度だってキミに、好きを届けたくて。

それから私は自分の席に着き、氷室先生が来るまで春佳くんたちとおしゃべりをした。

今まで通り……、とまではいかないかもしれないけれど、それでも普通に話せている。

ほっとする私。



「ホームルーム始めるから、席に着けー」



朝から大きな声を出しながら、氷室先生が教室に入ってきた。

私たちはおしゃべりをやめる。

眞尋くんは自分の席に戻り、私は氷室先生へと体を向ける。

氷室先生は今日の連絡事項などを話し始める。


静かに氷室先生の話を聞いていると、突然後ろから肩をたたかれた。

ちらりと振り返ると、春佳くんが柔らかい表情を浮かべている。



「……手、出して」



春佳くんがそう言うから、私は氷室先生に気づかれないようにそっと春佳くんの机の上に手を置いた。

その手の上に春佳くんの手が重なる。