何度だってキミに、好きを届けたくて。

「乃亜っ」

「伊織」



全校集会が終わり、私が少し遅れて教室に戻ると、莉緒ちゃんと眞尋くんが駆け寄ってきてくれた。

教室のドアの前で、私は笑顔の2人に囲まれる。

自然と私も笑顔になった。



「めっちゃ感動したよーっ。私、泣いたもん!」

「……堂々としててかっこよかった」



テンションの高い莉緒ちゃんと、私を”かっこよかった”と褒めてくれる眞尋くん。

そんな私たちのもとへやってきたのは、ほとんど話したこともないクラスメイトの女の子3人だった。

おずおずとやってきた彼女たちの姿に気づいたのは、莉緒ちゃんと眞尋くんも同じようだった。



「あの、伊織さん」



女の子のひとりが口を開く。

彼女はクラスの中でも目立つリーダー的存在。

いつも私のことを意地悪く笑っていたようなイメージがあるから、私はなにを言われるのかと身構えてしまった。


だけど、彼女からは威圧的な雰囲気はなく、なんだかしおらしく感じた。

その雰囲気は莉緒ちゃんたちも感じたのか、そっと一歩後ろに下がった。