私は振り返る。
「!」
そこに居たのは、野いちご学園高等部のイケメン5人の2人目〝高瀬帷(たかせ とばり)〟くんだった。
「委員会決めは、今日。決まり次第放課後に所ところの場所へ移動」
「……」
「そういう事だから、わかった?わいさん」
「はい!わかりました」
「って、なんで敬語なの」
「え」
「タメでいいよ。同じ1年だし」
そう言って、自分の席に戻って行った。
それを、ぽかーんと見つめていたら隣のののちゃんにつつっかれた。
ようやく、我に返った。
「あ、ごめん💦」
「帷くん。モデルやってるんだよ」
「……へ!そうなの?!」
「うん。最近では、週刊誌に記事取り上げられてた」
「え!何それ⁉️」
「帷くん、俳優もやってるんだけど……その、一緒に出演している女性の方と夜道を歩いてたら週刊誌に撮られたらしい」
「そ、そんなことが……」
「に、しても今日これたんだって驚いてる」