俺は、前に立つ。
「これから、オリエンテーションを始めます。
最初に俺の名前から。
野いちご学園高等部の3年、東条朝都だ」
女が目をキラキラと輝いている。
うぅ、気持ち悪い…(。× ×。)
でも、我慢だ。
「最初に______」
俺は、話を続けた。
終わったのは、あれから1時間後。
生徒会に戻って机にダラーンとうなだれた。
「に、してもいまでも、風紀委員の蓮見と中悪いんだな」
「見てぇだな……」
俺は、思い返す。
『続いて、風紀委員宜しく』
風紀委員の蓮見直月。
副会長をしている。
蓮見は、俺に目を向けず新1年生に説明していた。
『_____以上、風紀委員からの説明でした』
「いつになったら、仲良くなるのかな?朝都」
「知らねえよ、そんなの」
そう言えば……
オリエンで、見た髪が長く髪色はピンクの女……いやいや!
俺!気にしてねぇからな!気にしてねぇ……
たまたま、目に入ったから……思った……だけで。
だけど、朝都はy_kのことが気になっていた。