たくさんの後悔が、一気に押し寄せる。


「っ、いたい……」


こころが、いたい。


思えば、1年間、ずっとこんな調子だった。

それでも、今日の胸の痛みはいつもの何倍もある。

いわゆる失恋の痛み。
……最後の、痛み。


「ぅ……」


息苦しさに、思わず目をつむる。

両手で自分の肩を抱くようにうずくまると、涙が、制服を濡らしていった。