星と月のセレナーデ






なんでこの人はこういうことに敏感なの。
エスパーかなにかなの?

毎回小さな異変に気がついてくれる望

あまりにもタイミングがいいから
たまに怖くなる



「 おい聞いてんの? 」

『 んぇ?あ、ごめんもう1回 』

「 だから、お前が心配することも変に考えることも
無駄な時間になるだけだから考えんなつってんの 」



おわかりですか?と余計な一言を付け足して
小馬鹿にした喋り方をする

私の言い分を聞いてもらおうと口を開いたけど
間髪入れずに望が話を続けるから
グッと口を噤んだ



「 お前が気にしてるのって胡桃の事だろ?
胡桃が俺だって事は俺の判断で伝えた。
もう、胡桃って人間は四神にはいらねぇもんよ 」



私が気にしてるポイントをサラッと伝えてくれる
「 まじ気にしてることちっさ 」と小言を零す


聞こえてるのよ そんなマイク近くで喋ってれば...。
なんて今の私には言える勇気はない

界人の方を見れば
私から少し離れてソファーに座りながら雑誌を読んでる



「 お前はそんなこと気にする前にテスト勉強気にしろ 」



先生みたいな言葉を放ったかと思えば
ブツリと通話が切れた