「 星南〜!封筒届いてるわよ〜! 」
私の部屋まで響くほど大きな声を出すママ
待ってました!と言わんばかりの勢いで
自分の部屋を飛び出しリビングへ向かう
現在は朝の10時
平日にも関わらずパパはリビングにいて
何してるの?と聞けば
「 んぁ?今日休みだぞ 」
なんて、にっこりとした顔を向けられる
「 ほら!早く確認しましょ 」
私よりもワクワクしているママは
私の肩をバシバシと叩く
隣町の高校へと受験した私
本日、その合否が届いた。
なんやかんやパパも興味津々で新聞を置いて
「 早く開けてみろ 」と肘で私を突く
『 開けるよ? 』
緊張しているのか少しだけ震える手を
封筒へと掛ける