「おねーちゃん、だぁれ?」
そう言ったハヅキくんに、「パパのお友達だよ。」って言いました。
サングラス越しに見るハヅキくんは、すごく警戒した目をしていました。
こんなに小さい子でも「怪しい人」とかそういうのって本能で分かるんだなぁって思いました。
だからちょっとだけサングラスをズラしてニコッて笑ってあげました。
そしたらハヅキくんもようやく笑ってくれて。
「パパのお友達なの?パパ、今は居ないよ。」
そう言ったハヅキくんの目線に合わせて、私はしゃがみました。
「うん。そうだよね。大丈夫。」
「だいじょうぶ?」
「うん。あのね、実はお姉ちゃんとパパ、一緒に遊んでて。」
「おねーちゃんとパパが?」
「そうだよ。かくれんぼしてるの。それで、今はパパが鬼なんだ。パパがね、ハヅキくんとおねーちゃんが一緒にかくれんぼ勝てたら、ハヅキくんの欲しいオモチャを買ってくれるって。」
「ほんとうに!?」
ハヅキくんは目をキラキラさせました。
嬉しそうに、ほら、今ちょうどアニメが放送されてるあのヒーローの。
フィギュアを買って貰うんだってハシャいじゃって。
先生が居ないことなんて、最初から分かっていました。
だってその日は平日の月曜日だったから。
私?
私はサボりです。
たまにふとクるんですよ、波が。
何もかもが嫌になって、教室の椅子にジッと座ってなんかいられなくなる。
その日もそうでした。
だから学校をサボってパトロールしてたんです。
平日の昼前ってこともあって、いつも閑散としている住宅地はもっと静かだったように思います。
ハヅキくんですか?
月曜日なのに幼稚園はって?
そんなこと知りませんよ。
なんか事情でもあったんじゃないですか?
てか、そもそもあの子って幼稚園通ってるんですか?
幼稚園に通い始める年齢って別に義務じゃないですよね?
私、ハヅキくんに興味があって誘拐したわけじゃないですよ?
あの子のことに詳しいわけじゃないし、
ハッキリ言ってどうでもいいです。
そう言ったハヅキくんに、「パパのお友達だよ。」って言いました。
サングラス越しに見るハヅキくんは、すごく警戒した目をしていました。
こんなに小さい子でも「怪しい人」とかそういうのって本能で分かるんだなぁって思いました。
だからちょっとだけサングラスをズラしてニコッて笑ってあげました。
そしたらハヅキくんもようやく笑ってくれて。
「パパのお友達なの?パパ、今は居ないよ。」
そう言ったハヅキくんの目線に合わせて、私はしゃがみました。
「うん。そうだよね。大丈夫。」
「だいじょうぶ?」
「うん。あのね、実はお姉ちゃんとパパ、一緒に遊んでて。」
「おねーちゃんとパパが?」
「そうだよ。かくれんぼしてるの。それで、今はパパが鬼なんだ。パパがね、ハヅキくんとおねーちゃんが一緒にかくれんぼ勝てたら、ハヅキくんの欲しいオモチャを買ってくれるって。」
「ほんとうに!?」
ハヅキくんは目をキラキラさせました。
嬉しそうに、ほら、今ちょうどアニメが放送されてるあのヒーローの。
フィギュアを買って貰うんだってハシャいじゃって。
先生が居ないことなんて、最初から分かっていました。
だってその日は平日の月曜日だったから。
私?
私はサボりです。
たまにふとクるんですよ、波が。
何もかもが嫌になって、教室の椅子にジッと座ってなんかいられなくなる。
その日もそうでした。
だから学校をサボってパトロールしてたんです。
平日の昼前ってこともあって、いつも閑散としている住宅地はもっと静かだったように思います。
ハヅキくんですか?
月曜日なのに幼稚園はって?
そんなこと知りませんよ。
なんか事情でもあったんじゃないですか?
てか、そもそもあの子って幼稚園通ってるんですか?
幼稚園に通い始める年齢って別に義務じゃないですよね?
私、ハヅキくんに興味があって誘拐したわけじゃないですよ?
あの子のことに詳しいわけじゃないし、
ハッキリ言ってどうでもいいです。