七月に入った頃、もう季節はすっかり夏で、蝉が鳴き始めていました。
エアコンは除湿モードから冷房に切り替えました。
ハヅキくんに用意してあげるご飯も、あったかい物から冷たい物が増えていきました。
でも体が小さいからお腹を壊しやすいんじゃないかなって心配で、出来るだけ常温に近かったと思います。
…ふふ。
ここまで来たらもう母親の感情ですよ。
えぇ…、はい?
奥さん?
あー、奥さんのことは正直頭に無かったですね。
「先生の子ども」。それしか私には思えませんでした。
だからこんなに大切にしたんです。
私の一番の目的は、私の存在を先生に焼き付けること。
憎しみや、単に奥さんへの復讐というか、憎しみとか嫉妬だけだったら、ハヅキくんをもっと酷く扱ったかもしれません。
ハヅキくんは先生の宝物だから。
それだけです。
エアコンは除湿モードから冷房に切り替えました。
ハヅキくんに用意してあげるご飯も、あったかい物から冷たい物が増えていきました。
でも体が小さいからお腹を壊しやすいんじゃないかなって心配で、出来るだけ常温に近かったと思います。
…ふふ。
ここまで来たらもう母親の感情ですよ。
えぇ…、はい?
奥さん?
あー、奥さんのことは正直頭に無かったですね。
「先生の子ども」。それしか私には思えませんでした。
だからこんなに大切にしたんです。
私の一番の目的は、私の存在を先生に焼き付けること。
憎しみや、単に奥さんへの復讐というか、憎しみとか嫉妬だけだったら、ハヅキくんをもっと酷く扱ったかもしれません。
ハヅキくんは先生の宝物だから。
それだけです。



