先生、私がヤリました。

ハヅキくんは本当に四歳児?
そう思ってしまうくらい、私の想像をはるかに超えて優秀でした。

言いつけはきちんと守って、
私を困らせるようなことはほとんどしなかったし、
騒いだり泣き喚いたりもしませんでした。
心配になるほどに。

ハヅキくんの食事を用意したり、夏に近付いてくると着る物も変わってくるし、
毎日お風呂に入れてあげたり、排泄物の処理とか、今までよりちょっと狭くなったベッドとか、
ちょっと大変だなぁって思うこともありましたけど、苦では無かったのが自分でも不思議ですね。

まぁ…、自分が始めたことなので。
苦に感じる資格もないんですけど。

他人の子どもってことが不思議なくらい、
ひょっとしたら私はハヅキくんに愛着が湧いていたのかもしれません。

…ねぇ!
それって絶対アレですよね!?
先生の遺伝子だから!

うわー…。
絶対にそうだ。

ハヅキくんには先生の遺伝子が流れてるから、私、きっとハヅキくんのことも愛してたんだ。
先生の次に…。