次の日はさすがに登校しました。

約束通り、ハヅキくんのことはケージに入れて。
飲み物と食べ物、絵本、オモチャもちゃんと与えました。

「一気に食べたり飲んだりしちゃダメだよ。お姉ちゃん、夕方の六時くらいに帰ってくるからね。時計の針が、ココに来たくらいの時間よ。」

そう言って、小さな置き時計も渡しました。
六月で、もう梅雨に入りそうなジメジメした日も続いていたし、脱水症状や熱中症にならないように、除湿モードでエアコンを付けっぱなしにしました。
寒くないようにタオルケットも用意して。

一番問題だったのはトイレです。
ハヅキくんは自分で出来るので、良かったです。

災害時の簡易トイレ、知ってます？
こんなご時世なので結構話題になってるんですよ。

おうちの便器が破損してしまったり、断水してしまった時に使える物もあるんですけど、
私が用意していたのは携帯用です。

ナイロンの袋と凝固剤があって、その中に排泄すると固まって、そのままゴミとして捨てることが出来ます。

最近の物は消臭力も凄いんですよ。
あはは。私、まるでその会社の回し者みたいですね。

袋を持ってさせるのは不安定でちょっと怖いので、プラスチック製の箱も準備してました。

もしココにトイレしたら、ケージの隙間から出して、自分より遠ざけておいてねって伝えました。

ちょっとした優しさです。
嫌じゃないですか。
排泄物がずっと自分の傍にあるのって。