私の挑発に乗った先生の目。
露わににした嫌悪感。

箱をはたく時、微かに私の腕に触れた先生の指先。
爪が当たったのか、少し、本当に少しだけ腕が赤くなってました。
短い、一センチメートルくらいの赤い線。

あぁ。たまんない。
好き。先生。好きよ。

もっともっともっと感情全部私だけにして!
興奮しておかしくなりそうでした。

ぐちゃぐちゃになったプリンアラモード。
持って帰ってくれば良かった。
アレも全部先生との思い出なのに。

学校の誰も持ってない、私と先生だけの思い出。
私にだけ向けられた嫌悪感。

何故かそれは、キスをした時よりも私の感情を揺さぶりました。
自己顕示欲、承認欲求を満たしました。

先生は絶対に私を忘れない。
これから一生。死ぬまで絶対に。

でもね、先生。
このタイミングでなんで一人暮らしの私が二つも、しかもプリンアラモードを買ったのかおかしく思ってくれたらもっと、百点満点でした。

そういう詰めが甘いところも大好き。
可愛い私の先生。

私だけの。