大好きな君に最後まで愛してるを


制服に着替え終わると、髪を整え、朝食をとると、再び部屋へと戻りカバンを取りに行った。
まだ、学校についてもいないのに、心臓の鼓動がうるさいくらいドキドキと脈を打ち、緊張で手に冷や汗が出てしまうほどだった。
私は何も考えないようにするため、駆け足で玄関に向かい家を後にした。

そこから学校まで全力疾走した。
走る事は、何も考えないようにさせてくれる一番良い方法だ。
いつもなら生暖かい風が嫌な気持ちにさせたが、今日は違い、清々しい気持ちにさせてくれた。
まるで、優しく背中を押してくれたような感覚になり、頬を伝って・・・がこぼれた。
「大丈夫、これは汗だ。」

私は、そのまま無我夢中で学校まで途切れなく走り続けた。
最後の高校生活に終わりを迎える。
だからこそ、最後は大好きな人との高校生活も笑顔で終わりたい。
そうすれば、この気持ちをここに置いていけるから…。