俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜

「すみません。お断りします」

「え〜なんで?いいじゃん。何かの縁だよ」

 そこへ……。

「俺の芹に何か用か?」暁が颯爽と現れた。

 長身のイケメンに見下され、威圧感が半端ない。

「い、いえ。すみませんでした」

 一瞬で負けを認めて逃げていく。そして、なぜか周囲から拍手が起こる。

 イケメンがソフトクリーム片手に、颯爽と走り寄りナンパ男を撃退するドラマのようなシチュエーション。

 周囲を見てカメラはないかと探す者がいるほど、絵になっていた。

「大丈夫か?」

「うん。ビックリしただけ……。まさか私に話しかけてると思わなかった」

「芹は可愛いから目立つんだよ」

「な、何を!?可愛いなんて言われたことないよ」

「無自覚は心配だ」ボソッと呟く。

「ん?」

「イヤッ、こっちの話。あっ、早く食べないと溶けてしまう」

「ありがとう。美味しい〜」

 可愛いという声が聞こえる。野次馬は、暁を見ている女性だけじゃなく、芹を見ている男性も多い。暁の内心は、嫉妬心が燃え上がる。

 やはり、世間に俺のものだと知らしめたい。