俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜

 週末の朝、珍しく芹は暁に起こされた。いつもは、先に起きた芹が朝食を用意し起こすのが定番になっていたのだが、昨夜も遅くまで衣装を作っていた。

 暁は邪魔せず、気ままにゲームをして過ごす。お互いがお互いの趣味に理解があり、共通の趣味もある。最高のカップルではないか。

「もしかして暁くんが用意してくれたの?」

「パンを焼いて、コーヒーを入れて、葉っぱを千切っただけだが……」

「それでも嬉しいよ」

「そうか、じゃあたまにはな」

「ありがとう。無理はしないでね」

 お互いを思いやる気持ち、そしてお礼の言葉。簡単なようで忘れがちなことを自然にしている二人は素晴らしい。

「芹、一泊で出掛けないか?」

「えっ?どこに?」

「それは着いてからのお楽しみ。申し訳ないんだが、新城堂の先のコンビニで拾うから、徒歩で向かってもらえるか?もし、マンションの周辺にマスコミでもいたら厄介だから」

「う、うん……。出掛けて大丈夫なの?」

「ああ」