俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜

 この日帰宅した暁は、夕食の席につき話すタイミングを考えていた。

「この煮物美味しいな」
 
「そう?良かった。おかわりあるからね」

「ああ。芹?」

「ん?」視線を料理から暁に移す。

「この前のゲームソフトなんだけど」

「うん」

「来月にフランスでも発売になるんだ」

「当初の予定通りに発売出来て良かったね」

「ああ。フランスの日本のゲームやアニメ人気は凄いからな」

「みたいだね。いつもイベントでも、外国からのお客さんも多いわよ」

「声掛けられたり、誘われたりしてないか?」

「何言ってるの、外国の方はそれが挨拶みたいなもんでしょう!」

 自信満々に言う芹だが、きっと本気での誘いも気づかず流していそうだ。敢えて触れず勘違いしたままがいいと判断した。

「フランスでは発売に合わせて、コスプレパーティーが開催されるんだ」

「えっ!?楽しそう!いいなぁ」

「俺も招待されてるんだが、芹も一緒に行かないか?」

「私も行っていいの?」

 あまりの食いつきに暁が戸惑うほどだ。

「ああ。それで、相談なんだが……」