俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜

 社長室内とオフィスビル内には、不測の事態に備え仮眠出来る部屋がある。

 朝になれば、暁と駿は香田社長の工場に出向く予定だ。

 今頃開発部でも人が集まり出しているだろう。今日から数日徹夜になるだろうが、我社の開発メンバーならやってくれると信じたい。

 暁と駿も、各国の幹部と連絡を取り事態の説明をする。何とかするつもりではいるけれど、万が一日本での発売日がズレてしまうと他もズレてしまう可能性があるからだ。

 朝まで掛かり、何とか連絡するべきところには連絡がついたが、厳しい意見が相次いだ。

 日本での人気もさることながら、海外では徹夜組が出るほどの人気ソフトなのだ。

 今更ながらに、気づかずに販売していたらと恐ろしくなる。

 新城堂にとっても暁にとっても、芹の存在感が増す。

 芹自身は、全く意識もしていないだろう。ただのゲーム好きで、コスプレ好きの認識しかない。

 そして、まだまだ芹に助けられることとなるのだった……。