いっしょに寝ようよ。




ぽっかり空いてしまった、チュン太がいるべき場所。
目の前の光景は、ただただ違和感しかない。


「なんなの、なんなの?マジでムカつくんだけど!」

チュン太を連れ去った意味がわからない。
ぬいぐるみを抱いて寝るような、そんなタイプの人間じゃなかったはず。

……あ、でも。

高校生になってから、雰囲気が変わっちゃった、っていうか。
なんだか、よくわからないんだけど。

心境の変化、とか。そういうものがあるのかもしれない。
新生活がスタートして、精神的に不安定になっちゃった、……とか。

わたしと一緒に登校することが、ほんとは苦痛なのかも。

もしそうなら、言ってくれればいいのに。
癒しが必要なら、抱き心地のいいぬいぐるみをプレゼントするし。
パパとママに、「やっぱり一緒は無理だって」と言ってあげるのに。


ハリネズミが加わって、選抜メンバーから外れてしまったヒツジを置いてみる。

でも、しっくりこない。
やっぱりここは、チュン太でなくちゃ。