きりっとした表情で確認する源さんは、ふざけているようには見えない。きっと、本当に俺が都さんを大事にする男なのか見定めているのだろう。
俺は本心をそのまま答えるだけだ。
「ええ。彼女次第ですが、俺はふたりを守りたいと思っています」
「よかった!」
源さんはぱっと顔を輝かせ、顎の下で手を組んだ。そして肩の力を抜き、安堵と切なさが入り混じった笑みを浮かべる。
「まったく関係のない私が、急に立ち入ったことを聞いてすみません。でも都ちゃんはつらい思いをしたから、今度こそ幸せになってもらいたいんです。本当なら今頃、なんの問題もなく青山さんと……」
青山? それはもしかして、昴くんの父親か?
無意識にぎゅっと眉根を寄せると、源さんはなぜか眩しい時のように顔の前に手をかざして悶え始める。
「あっ、ちょ、そんな鋭いのに綺麗な瞳で見ないでください! 心臓に悪いんで!」
「え? ああ……すまない」
反射的に謝ったが、俺の目つきの悪さは心臓にくるほどなんだろうか。
なんとか険しさを抑えようとする俺の耳に、「青來さん!」という声が聞こえてきた。振り向くと、店から出てきた都さんが駆け寄ってくる。



