「お~、クオリティー高っ」
「すごーい!」
顎に手を当ててまじまじと眺める里実さんと、軽くぴょんぴょん飛び跳ねる昴。私も胸を弾ませて、昴に顔を近づけて言う。
「すごいね~昴。これ全部食べられるんだよ」
「げんきになる?」
「めちゃくちゃなる! 好きなの選んでいいよ。どれがいい?」
「ぴじゃーまん! ママは?」
「ママはねぇ、やっぱりこしあんマン……いや、今日は華麗マンの気分かな」
昴の推しキャラであるピザーマンはもちろん、他にもお気に入りのキャラをいくつか注文することにした。華麗マンの中身がカレーなのは言わずもがな。
里実さんは満足そうな彼の頭をくしゃっと撫で、「よかったね~昴くん」とにっこり笑いかける。ふたりはもう何度も会っているので、昴も懐いていて微笑ましい。
無事中華まんを手に入れて周りを見回すと、ちょうど空いたテーブル席を里実さんが指差す。
「あそこに座って待ってて。私、飲み物買ってくるよ」
「ありがとうございます」
お言葉に甘えて飲み物は里実さんにお願いし、私はテーブルに荷物を下ろした。



