「そういうわけで、あいつには見せてもらえないから、見せてくれよ!お願い!!」

「やだよ。友達に見せてもらったら?」

「だって、お前が“友達”の中で一番頭いいんだもん。」



友達。
そっか。私達、もう友達なんだ。


あんな最低なフリ方した人間ですら、時間が経てば友達なんだね。君にとっては。

私にとっての君は元カレだよ。
君は違うの?元カノじゃないの?もう、よりを戻すことはないの?

でも、友達に戻れるなら、戻れるなら、それでいいよ。それで、いいんだ。



「いいよ。はい」

どうして?
友達に戻りたいのに、戻れたらって願っていたのに、こんなに胸が痛むの?
ズキズキするよ。君を見ていたらさ


だから、もう私の前に来ないで。そんな風に、ふわふわ笑ってお願いなんて言わないで。







バイバイって、言わないで。
またね、なんて言わないで。

また、なんてないんだよ。私達にはないんだよ。
元の関係になんて戻れないよ。