その日からの同居生活は、わたしにとってはドキドキしっぱなしだった。 わたしの料理の買い出しに付き合ってくれた、千星くんは 『ご褒美にキスちょうだい』とねだってきたり、わたしが部屋で勉強していると、 後ろからいきなりハグしてきたりと………。 とにかく、毎日あまーく迫られていた。 だけど、わたしはこの時、幸せすぎて知らなかったんだ。 4日後、本当の魔の手が、襲ってくるなんてーー。