その時、なぎささんが
帰って来た。
「おかえりなさい、お母さん。」
さくらが言った。
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
俺も食べながら言う。
「あら、もう作って
食べてたのね。」
「私が作ったの。」
「そうだったの?
ごめんね、スーパー混んでて
遅くなっちゃった。」
「いいよ。」
俺は食べ終わると部屋に帰った。