「新岡?」 「今すぐ体育館裏来てくれない?」 「おぉ山側いるから」 岡田くんは新岡さんに電話した。 さっきあんな事言ったくせに…。 自分から言ったくせに…。 胸がさっきとは違う意味で痛くなって、泣きそうになった。 「ふぅ」 黒い携帯をパタンと閉じて小さなため息をした。 眉間には皺。 「あ、じゃぁ……アタシ…帰るね……」 「は?」 「帰るね……」 「ちょっ!!おいっ!!」 ぱしんっと手首を掴まれた。 「杉浦いないとダメなんだって…;;」 「……へ?」