ついに私が恐れていた昼休みになった。


 なぜ恐れているのかというと、昼休みに一緒に食べる友達が、まだいないから。


「一緒食べよう!」


 と、すぐにグループを作って食べている人もいる。


 やばい、このままじゃ私1人で食べることになるっ…!それはイヤ!


「…っあの、さ、一緒にご飯、食べない…?」


 私はすぐ近くにいた優しそうな女の子に声をかける。


 その子は私を見て少しびっくりしていた。

「…いいよ!一緒に食べよう!」


「あ、ありがとうっ!」


 私は、その子の笑顔がとても嬉しく感じた。