そしてまた少し時間が経ち、ついに今日は1年生最後の日となった。
こうして考えてみると、1年間ってとてもあっという間な感じがした。
今日が1年生最後の日ということは、次学校に来る時は2年生。…つまり、八尋くんと同じ教室で過ごすことができる最後の日が今日なんだ。
こうして教室の隅でカエちゃんやリオちゃんと話していても聞こえてきていた彼の声が、もう簡単に聞くことができなくなる。
今まであたりまえだと思っていたことが、あたりまえじゃなくなる。
そう考えると、私はこれから来る未来に対して、全然期待することができそうになかった。
「…それでは、1年間お疲れ様でした」
終わりの時は、刻一刻と迫ってくる。
私は最後の日だからこそ、八尋くんと話したかった。
…でも、私に「話しかける」なんて勇気は無くて。
彼と言葉を交わさないまま、彼と同じクラスにいることができるタイムリミットを迎えてしまった。
こうして考えてみると、1年間ってとてもあっという間な感じがした。
今日が1年生最後の日ということは、次学校に来る時は2年生。…つまり、八尋くんと同じ教室で過ごすことができる最後の日が今日なんだ。
こうして教室の隅でカエちゃんやリオちゃんと話していても聞こえてきていた彼の声が、もう簡単に聞くことができなくなる。
今まであたりまえだと思っていたことが、あたりまえじゃなくなる。
そう考えると、私はこれから来る未来に対して、全然期待することができそうになかった。
「…それでは、1年間お疲れ様でした」
終わりの時は、刻一刻と迫ってくる。
私は最後の日だからこそ、八尋くんと話したかった。
…でも、私に「話しかける」なんて勇気は無くて。
彼と言葉を交わさないまま、彼と同じクラスにいることができるタイムリミットを迎えてしまった。