青空リミット

「それでは、少し待機をしていてください」


 と言われ、少しずつ席を立つみんな。


 3、4人ぐらいのグループを作って話し始める。


「お前も春宮だったんだな!」


「同じクラスで良かった〜!」
 

 多分もともと同じ中学だったのだろう。


 …仲良い子がいて、いいな。


 私は心の底からそう思った。だって私と同じ中学の子がいないこのクラスでは、私から声をかけないと友達なんてできないから。